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医療法人 誠志会 砥部病院

砥部病院
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令和2年

2020/05/20
令和2年No.4 徳本福子総師長、長い間ありがとうございました

 寺田寅彦(物理学者、随筆家)に、浅間山の爆発に関して「小爆発二件」という随筆がある。浅間山の爆発当時、平気で登っていった4人連れの登山者と、今、浅間山から降りてきた学生が「なになんでもないですよ、大丈夫ですよ」と言ったことに対して、寺田寅彦は「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしいことだ」と書いている。
 寺田寅彦自身も浅間山の爆発について、「人間が爆発物で岩山を破壊しているあの仕事の少し大仕掛けのものだというような印象」程度にしか感じていなかったことを述べ、その上で、「万一火口の近くにでもいたら直径一メートルもあるようなまっかに焼けた石が落下して来て数分時間内に生命をうしなったことは確実であろう」と反省している。
 寺田寅彦は、「物事の危険性を現実以下にしか捉えない人間の感性」を指摘し、きちんと「正当にこわがる」ことのむずかしさを述べているのである。
 浅間山の爆発を新型コロナウィルスのパンデミック(世界的大流行)に置き換えて考えてみてはどうか。新型コロナウィルスに感染した場合、高率に死亡する現実を私たちは直視しなければならない。浅間山が噴火している最中に平気で登っていった4人組や、下山してきて「いやなんでもないですよ。大丈夫ですよ」などと言う若者が、砥部病院のスタッフの中にいるとすれば、スーパーに家族連れで買い物に行ったり、飲み会、食事会をしたりして身体に新型コロナウィルスを宿す。その体で仕事をすれば、入院中や入所中の高齢者に感染させて、院内感染が生じてしまう。これが一番おそろしいことなのである。新型コロナウィルスを「正当にこわがる」態度、習慣を身につけていただきたい。
 さらに自分には新型コロナウィルスが付着してしまっていると考え、人に絶対うつさないという心構えも必要である。一行為一手洗い、パソコンに触った後も必ず手洗いをすること。ノロウィルスが砥部病院で蔓延した時、使っていたボールペンから、感染が拡大したという教訓を忘れてはならない。この心構えが、ひいては自分の身を守るのである。

 さだまさしの「関白宣言」の替え歌「緊急事態宣言」を義農味噌の田中社長にいただいた。
 あなたが外に 出かける前に 言っておきたいことがある かなり厳しい 時代が来たが ちょいとこの歌を 聞いてくれ 無駄に外出 してはいけない 用事ないのに 出かけちゃいけない とにかく手は洗え まめに消毒しよう 寝れるだけ寝て ちゃんと食えごはん 忘れてくれるな 家でも換気こまめに 自分は大丈夫な はずなどないって思え あなたには あなたにしか できない 仕事があるから それ以外は おとなしく 黙って家で 引きこもっておけ 顔を触るな 鼻ほじるな ドアノブ危険だ エレベーターもな 子どもご年配 歳関係ない 誰も今回 死んではいけない 例えばわずか 一日でも気を 抜いたらヤツら 待ってはくれない 力を合わせて なんとか乗り越えよう いつか笑えるから 必ず笑おう アルコール 無いなら 塩と水で作っておけ 超酸性水 欲しいなら 本館の3階に 来てくれ 忘れてくれるな ピンチになってる人を 大事な人を 守るには 行動変えよう ひとりひとり

 皆さんには、是非口ずさんでいただき、心に留め置いて欲しい。

 令和2年4月24日

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